Pop Styleブログ

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今回は、前回に続き、4月21日夕刊「popstyle」に登場していただいた望海風斗さんの本紙には盛り込めきれなかったインタビューです。いろいろと聞き出していますよ。

【「CITY HUNTER」出る?】

 ――雪組の次回大劇場公演のお芝居は「CITY HUNTER」ですね。見に行かれますか?

 もちろん見にいきます。というか、で、で、で…でてます。

 ――あ、出てらっしゃるんですね(笑)。

 もうほんと、これに関しては「なーんで辞めなきゃいけないんだろう」みたいな思いで。「どうしてそこにいられないの? 去らないといけないの?」と。実は原作マンガを読んだことないんですけど……。散々お世話になった人(彩風咲奈さんと朝月希和さん)のお披露目なのに「じゃあ、さよなら」みたいな感じで去っていくって……。まぁそういうものなんですけど。どうやって戻ったらいいかすごく考えましたね。どうやったら一番早く、てっとり早く、あの現場に戻れるんだろうと。なんでもいいから入れてくれって感じです。「なんか分かんないけどいつもいるよね、あれ誰あの人? 何かの助手らしい、何かの助手なんだけどなんだか分かんないけどいつもいて、いつも楽しそうにいるよね」って言われるくらい稽古場にいてずっと見ていたいですね。

【懐かしさと憧れと エリザベート・ガラ・コンサート】

――トートはやはり挑戦してみたかった役だったのでしょうか。

なんだろう、やってみたいなと思ってもやりたいとは言えない役だと思いますね。本当に限られた人しかできない役。すごく遠い存在だと私は思っていたので、最初にお話を頂いたときは驚いたというか、踏み入れてはいけないところじゃないかなとも感じていました。だからこそ、どういうものが見えるのか、生まれてくるのかをお見せできたら。「憧れのトートをやってみました」で終わらせるのだけは絶対だめだなと思っています。かといってすごく掘り下げる時間はないじゃないですか。みんなで一緒に何度もお稽古することもできないので、人と歌ったりとか自分で歌ったりするなかで湧き上がってくる感情みたいなものを素直にお届けしてみたいなと思いますね。

――同期の皆さんとの共演は注目ですね。明日海りおさんがトートのときにルキーニを望海さん、望海さんがトートのときはシシィを夢咲ねねさん、明日海さんが演じます。

懐かしさもありつつ、同期って不思議で、集まると空気が一瞬で昔に戻るみたいなところがありますね。ルキーニを演じる回は、久しぶりに懐かしい人たちとできるというのがすごく楽しみですし、当時とは違うものが見えるのかな。皆さんそれから何年もたって色々な経験をされてからの再集結。コンサートというかたちで、芝居みたいにがっつり入り込むわけではないので、半分、作品のなかに入っていく一方、半分素の自分がその状況を楽しんでいるみたいなところもある。それがコンサートの面白さかなと思います。自分がトートになったときは同期2人が力を貸してくれます。同期で何かをする機会もないので、精いっぱい、自分自身もトートという役を通して、2人にちゃんと気持ちを届けられたらいいなと思います。同期では七海(ひろき)、純矢(ちとせ)も。他にもたくさんいるし、一緒に舞台に立っていた、近い学年の子もいる。OG公演ならではですね。みんな助けてくれるので、すごく安心してお稽古しています。悠真倫さんとか、宙組バージョンでは朝夏まなとさん、実咲凜音もいる。ほっとできる懐かしい方たちに会えるのはうれしいです。

――以前、CS放送「タカラヅカ・スカイ・ステージ」の企画でシシィの扮装をされていた。望海さんもいつかシシィを?

えっ。いやー、私、あの格好をさせてもらって鏡を見た瞬間に、「あ、無理だな」と思いました。もう忘れて下さい。それはもう、(やりたいとは)ぜんぜん思わないです。1回、扮装させてもらって分かりました。というか、扮装させてもらっただけでありがたいです。

――今回はライブ配信もありますね。望海さんのルキーニに再び会えるのも楽しみです。

色んな人に見ていただけるのはうれしいです。花組時代にルキーニを演じたころは、まわりが見えてなかったし、役だけに必死だった。今は1回経験したこともあって、その後の経験もあって、もっと肩の力を抜いて良かったのかもとか、自然にその場所にいていいのかもとか、ちょっとだけ感じたので、何かを付け足していくより、フランクな自分でそこにいてみたい気持ちがあります。作り込まないでお届けしたいなと。でも、お客様がいると分からないですね。もっともっと、なんかこういうものをと自分の欲が出てきてしまうかもしれない。お客様が入って公演がどう変わっていくかも醍醐味かなと思います。

――花組から雪組へ移り、トップになった経験はルキーニ役だけでなく、トート役でも生きるかもしれませんね。

「fff」もトートみたいな人がずっとそばにいて、不幸にいざなわれる。でも立ち向かって最後受け入れるというお話でしたしね。やっぱり、トートというかたちにこだわらず、死だったり、人間の命だったり、そういう大きなテーマの中にある音楽が自然と皆さんの元に届いたらいいなと思います。衣装もフルコスチュームじゃないですし、トートの格好というわけじゃないので、音楽や歌からにじみでるものとか、シシィへの憧れがなんだったのかを歌を通して自分自身も発見できたら。5月5日が終わったらまた一つ成長した自分がいると信じています。

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【プレゼント】WSTのロゴ入りハンドジェルを3人にプレゼントします。応募には4月21日夕刊の「popstyle」紙面に掲載したキーワードの答えが必要です。応募はこちら 、または、https://qooker.jp/Q/ja/popstyle/taikai/ をクリックしてください。4月25日(日)午後11時締め切りです。

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 読売新聞の水曜夕刊に掲載されている新感覚カルチャー面。旬の人のインタビューコーナー「ALL ABOUT」を中心に、若きタカラジェンヌの素顔に迫る「タカラヅカ 新たなる100年へ」、コラムニスト・辛酸なめ子さんの「じわじわ時事ワード」といった人気連載に加え、2016年4月から、ポルノグラフィティのギタリストのエッセー「新藤晴一のMake it Rock!」、次世代韓流スターのインタビューコーナー「シムクン♥韓流」がスタート。オールカラー&大胆なレイアウトで紹介する2面にわたる企画ページです。

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