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 11月21日午後、東京都内のホテルで行われた「Endless SHOCK」の制作発表記者会見は、会場に集まった500人のファンに対する愛情、サービスがたっぷり込められたものでした。まずは冒頭、会場が薄暗い中、左前方の大スクリーンにSHOCKの名場面が映し出されます。オープニングのショー、フライング、階段落ち・・・と、走馬灯のように流れる映像。これだけでSHOCKファンは胸を揺さぶられるでしょう。矢継ぎ早に名場面が変わるので、それぞれのセリフの音声は流れません。ところが、あの名ゼリフだけは声が聞こえたのです!

 

 「歌ってたって踊ったって、周りが見えてなきゃいいものはできない! SHOW MUST GO ON 何があってもショーは続けなければならない」

 

 会場がキャアとざわめいたのは言うまでもあいません。これはこの場で、光一さんがマイクを握っていたのでしょうか。

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 会場は更に盛り上がりをみせます。次は、初めての試みとなるSHOCKの代表曲の生歌唱です。光一さん作曲の「CONTINUE」。まずは、光一さんだけが出てピアノの伴奏で1コーラスを歌唱。さらに、2コーラス目からキャスト陣も加わり、重層的なハーモニーを奏でます。30人を超える出演者がこのために一堂に会したのです。この粋なプレゼントに、会場のファンは「ヒャー」という悲鳴に近い歓声を上げ、その後はゆっくり歌に酔いしれていました。

 

「今まで制作発表で歌ったことないんですけど、本当に毎回、多くの方々に来ていただくんですけど、毎回『いやあ、まだ決まってません』というお土産がない状態で、『じゃあ歌おう』ということで」と光一さんが話すと、会場は大拍手に包まれました。

 

さて、会場に訪れたファンの楽しみは、キャスト発表だったのでは。その前に、冒頭からこんなお土産をもらってしまったわけです。では、そのキャストは・・・?

 光一さん「キャストが今日、これが最初のお披露目になるんですね。(今ここにいるのが)全員ではないですね、来年、梅田芸術劇場での公演も決まっていて。梅芸の方では・・・内と思うでしょう? 梅芸は(中山)優馬です」。

その発表に、会場は「ヒャー」という歓声。

「内、久しぶりじゃん、帝劇ぃ!」と言って左腕をつかんだ光一さん、愛情たっぷりです。

 

続いて、オーナー役の前田美波里さん、リカ役の梅田彩佳さんを発表。

 

その後は、「こいつらです」と、テンション低めにまとめて紹介する光一さん。

「ちょいちょいちょいちょい、ひどいです!」と、つっこんだのは、「ふぉ~ゆ~」の福田悠太さんと松崎祐介さん。漫才師のように一つのマイクを分け合ってつっこむ様子がまた滑稽でした。

「どこのコーラス隊だ」(光一さん)

「ジャニーズ事務所ですよ!」(ふぉ~ゆ~) 

「・・・・あ、そうなの」(光一さん)

 

上手の、ふぉ~ゆ~に対し、下手には、松田元太さん、松倉海斗さん、寺西拓人さん。そして・・・

「こちらご覧になられたら分かりますけど、新顔が一人」(光一さん)

「川島如恵留と申します」(Travis Japanの川島さん)

 

「アンサンブルの皆さん、全員ではないんですけどね。よろしくお願いします。ピアノは金子さんに弾いていただきました」。光一さんは、参加できなかったアンサンブルにも気遣った上、ピアニストの方まで紹介する優しさです。

 

 この後、全員によるフォトセッションが行われたのですが、ふぉ~ゆ~の4人はおどけたポーズを撮ったり、「こちらお願いします」というカメラマンの要請にその都度「はいっ!」と返事をしたり、盛り上げてくれました。実は、これで彼らは退場という流れだったのですね。しっかり爪痕を残してくれました。

 

そのためでしょう、「あ、補足させてください」と光一さん。今回、4人の変則的な出演を紹介してくれたのです。

光一さん「ふぉ~ゆ~が帝劇出るのは・・・福ちゃんとコッシー(越岡裕貴さん)。そして梅田芸術劇場に出るのが・・・」というと、帝劇側と思われた福田さんが、辰巳雄大さん、松崎さん側に移動。梅芸が3人なんですね。これには、会場は「ええーーー」と驚きに包まれました。光一さん「コッシーなんでお前出ねーんだよ」 越岡さん「出たい気持ちはすげーあるんすよ」

 

 ここからは、光一さん、内さん、梅田さん、前田さんの4人が記者からの質問を受けることになるのですが、出番はここまで、と思ったら、その中でもふぉ~ゆ~に言及される場面が出てきたので紹介しておきましょう。梅田さんの共演歴について尋ねる場面です。

光一さん 「福ちゃんと(共演)は?」

梅田さん 「福ちゃんとは半年前ぐらいの舞台でご一緒させていただいて」

光一さん 「(演出の吉原)光夫さん」

梅田さん 「はい、『DAY ZERO』という舞台をさせていただいて」

光一さん 「どうだった?」

梅田さん 「ずっと稽古中、ハンカチ握りしめてました」

光一さん (超うれしそうな顔を見せて)「緊張するって言ってた」

 

さて、4人のでの記者質問に入る場面では、光一さんが、美波里さんを壇上にエスコートして上がらせて「キャア」という歓声が飛ぶ場面も。この後はほぼ、そのままの会話を再現しましょう(編集に力尽きたとも言います・・・)

 

 

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光一さん 

改めまして堂本光一です。重ね重ねになりますけど、2019年もSHOCKがあるということで、千秋楽には1700回越えになるそうですね。いつも言っていることではあるんですけど、自分としては何回やってきたというのはあまり頭にはなくてですね。お客様が育ててくださった作品だと思いますし、お客様がいないことにはこれだけの数もできなかったと思いますので、感謝の思いを乗せて、またステージに立つことができたらなと思います。たぶん記者の皆さんが何か見出しになる言葉はないかと常々考えていることだと思います。きっと、後で質問で、「ジャニーさんがなんと言いましたか」という定番の質問をされるのでしょう。先に言います。最近お会いしてません。でも、SHOCKという作品、17年ですか、18年ですか?(「18年」と司会者の声)、ああよくご存じですね。18年やらせていただいて、やはりジャニーさんの思いが詰まった作品なんですね。ジャニーさんの名に恥をかかせることがないようにという思いの中でやってきた舞台でもありますので、今回もやらせていただこうかなと思っております」

 

内さん

 内博貴です。光一君のライバル役をまたやらせていただきます。東京での公演は7年ぶりということで。今までは大阪と福岡の方でやらせていただいたのですが、こうして帝国劇場のステージで光一君と一緒にやらせていただくということで、とても楽しみにしております。さらにパワーアップした自分を見せられたらなと思っておりますし、アグレッシブに光一くんにぶつかっていけたらなと思っております。

 

梅田さん

梅田彩佳です。18年続いたEndless SHOCKに自分が出させていただくのはとてもうれしいです。まだまですが頑張らせていただきます。よろしくお願いいたします。

 

前田美波里さん

1年4か月というのは長いものでした。みなさん座ってらっしゃる方と同じ気持ちで、この作品を心から愛している私、前田美波里でございます。1年4か月の間に、拝見しながら、光一さんを見ながら、色んなことを考え、来年はこうしたいな、いいものを作れたらな。自分自身の今までやってきたステージの中で、素晴らしいステージにしたいと今から思っております。どうぞよろしくお願いします。

 

<質疑応答>

Q 先ほど「CONTINUE」を聞かせていただいて、このシーンは舞台の様々な場面が走馬灯のように巡っていく名場面だと思うんですけど、どんな風にこのハーモニーを作られたのか。

 

光一さん 元々は、あれだけ色々なメロディーが重なるシーンではなかったんですけど、このSHOCKを長らくやるようになって、Endless SHOCKになる2005年かな、最初に確か作ったと思うんですね。その時に、ミュージカルというものは大テーマとなる曲がほしいなと思いまして。13年ぐらい前になるんですよね。その時に作ったのですが、全く記憶にございません(会場どよめき)。「夜の海」という曲は作った時はすごく覚えていまして、あれはサビはすぐ思いついたんですけど、出だしがなかなか思いつかなくて、お風呂に入って頭を洗ってる時に出だしのメロディーが思いついちゃったんですね。で、紙がグッショグショになりながら広げて作ったという思い出がありますけどね。

 

Q SHOCK初演の時は21歳でいらっしゃったと思うが、今度は新たな年代に入られる(会場笑い、。光一さん、ニヤニヤとうなづく)。新たな年代、初SHOCKという20年近く積み上げられたからこそできること、またはこの年代だから精進しないといけないことがありましたら、お聴かせください。

 

光一さん そうですね。来年の最初で私も40になるんですね。最初に帝劇に出させていただいのは21歳だったんですね。恐ろしいですね、そう考えると。でも、これもしょっちゅう言わせていただいているんですけど、最初にやった21の時より今の方が体力はあるんですね。ただ回復が遅い。何でここイテーんだろうというのがあったり。実際問題としては、体力自体は今の方がありますし、体力勝負ではもちろんあるんですが、作品自体フィジカル的に非常に厳しいものではあるんですけど、自分がなぜこうやって長く続けられるんだろうというのは、素晴らしいスタッフと素晴らしい共演者がいるからだと思うんですよね。で、たくさんのファンの方も入ってくださっているので一応言っておきますけど、(一応??と会場のあちこちから漏れる)・・・あの、心から思っています。ホントにウソじゃなくて。ステージって不思議なもので。お客様に見ていただくととてつもないエネルギーが生まれるものなんですね。それがやはり、とてもやりがいではあって、だからこそ、ステージ・舞台っていうものはヤミツキになってしまうものがあると思うんですよね。何かっていうとそこが1番のポイントじゃないかなと思います。あとは、SHOCKという作品を常に、何年やっても模索し続けるというか、作品自体の成長もそうですけど、自分自身の成長としても、足りないところがあるんですけど、そこを常に感じながら成長させていこう、自分も成長していこうという思いになれる作品だなあというふうにいつも感じております。「今回はどこか新しくされるのでしょうか」という質問も見ますけども、考えておりません。変えることが進化だとも思いませんし、今ある中からさらに良くするためにはどうするのかというのももちろん進化だと思うんですよね。役自体は2005年の時だったから、自分が25歳?かな25、6の時に今のSHOCKをやり始めたわけなんですけど・・・というのは役設定がそれぐらいの年なんですよね。ですから、いかに若作りできるかっていうのが挑戦(会場笑い)。こんなんでよろしいでしょうか。絶対そう書かれるのは嫌だなあ。そんなこと挑戦したくない。ありのまま、役を演じられたらいいなと思っています。

 

 

Q 全員にお聞きします。今、SHOCKと聞いて、シーンとして思い浮かぶのは?

 

光一さん SHOCKと聞いて思い浮かべること。以前ソロでライブをやったことがあって、皆さんが大好きなジャニーさんの話になりますが、ジャニーさんが見にきてくれて、感想を言ってくれたんですよ。「いや、よかったよ」って言ってくれたんですけど、「MCが!」 それがSHOCKでした。

内さん 違う違う!精神的ショックです 

(何食わぬ顔して、いきなりボケをかます光一さんすごい)

内 思い浮かべるのは、(「お前はジャパネスクだろ」と光一さん)。そうすかねえ。殺陣のシーンがやっぱり思い浮かびますかね。(「しんどいからね、あれは」と光一さん)

梅田 オーディションの時に歌わせていただいた「One Day」っていう曲が思い出に残ってるので、始まった時に歌えるのがすごく楽しみにしています。(「オレ見た」と光一さん)ええー恥ずかしい。

前田 オープニングから長セリフがあったり、この作品、オーナーは間違えられないんですね。私自身の大好きなところは全てが終わって、今の「CONTINUE」の前に、「疲れた時は休めばいい」「迷った時には立ち止まって振り返ってみればいい」。あのセリフを言えるのが、また今自分で言っていてもゾクゾクってするのですが、大好きなところなんです。「ありがとう光一」ってお礼を言うところが(ウーーと観客の共演の声)また幸せだなあって思っています。

 

(改めて)光一さん SHOCKねえ。ホントにあの~17年でしたっけ、8年でしたっけ(とボケる)(観客笑い)(「18年です」と司会者が冷静にたしなめる)覚えられない。18年やってきたんで、色んなことが過ぎていって、思い浮かぶことはありすぎて困るんですけど、本当にスタッフも出演者も全員が、深刻な意味での犠牲ではなくて、色々なことを犠牲にしながらこの作品を作ってきた部分もあると思うんですね。それの結集というか、いつもそれを感じるので、そういった部分を思い起こしますね。睡眠を犠牲にするとか、いろんな部分、そういうのがありますね・・・シーンの話をした方がいいですか? シーンの話は、幕が下りた瞬間、そこが一番好きです。(会場笑い)

 

Q 「ナイツ・テイル」がもたらしたものは 

 

光一さん SHOCKをやるに当たって、自分が稽古場で演出をしたり、稽古をしていく中で、自分も演者としてやってるので、すごく遠慮ももちろんあるんですよ。それを「ナイツ・テイル」という現場で、本当にゼロ発信でジョン・ケアードを筆頭に作っていったんで、その時も作っては壊し、作っては壊しというすごい大変な作業だったので。ああ遠慮しないでやればいいんだなあと。だから、みんなに迷惑をかけようと思っています。というのと・・・本当に比べることができないと思うんですよね。全く別物ですし、何かこうそれを経て今じゃあ何が、「あ、オレこれ成長したぜ」っていうのがすぐに感じるものではないと思うんですよね。何か、一つ一つの人生とか経験といったものの積み重ねが今にあるので、それを生かさないとやってきた意味もないですし、それはもちろんそう思ってはいるんですけど、この部分というのはちょっと難しいかなと思うんですよね。でも絶対的にいい経験になりました。素晴らしい経験でした。それは間違いないです。今、考えているところでいうと、若干のセリフの変更というのを考えてまして、足したり引いたり。これは現場でやってみて、良かったらやるし、良くなかったらやらなかったりもするんですけど、ちょっとリカさんが歌うパートを増やそうかなと思ったりとか。今までオーケストラが花道にいたのを、オーケストラピットに入ってもらおうかなというのを考えてまして、オーケストラピットを今までステージとして使ってたんですね。それを、じゃあフライングをするに当たって助走をつけるときに、オーケストラピットにオケさんが入っていると、、行けない・・・。さあどうするというのをこれから話したいと思っています。

 

Q ポスターなんですけど、横顔のシルエット、ロングヘアーがとても素敵なんですけど、撮影されなかった何か理由があるのか。

 

光一さん ダメこれ?(会場笑い) これロゴだけでいいんじゃねーのって話もしてたんですけど(会場笑い)。先ほどナイツ・テイルの話もありましたけど、色々な経験を経て2019年を凝縮したものという部分をポスターでも表現できたらいいなって思って、今までの蓄積みたいなものを写真でポスターで表すことができないかなあという意味合いのもと、こういうふうにしたわけで、決して手を抜いたわけではない。僕じゃなくて、スタッフが大変だったヤツです。

 

Q ファンの方々へ愛あふれるメッセージを光一さんから

 

光一さん 先ほどの話の中から私の愛というものは皆さんに伝わったと思いますが。まあ色んな思いがあると思います。SHOCKにしてもそうですし、中には「またSHOCK?」っていう人も中にはいると思います。これだけ長いことやると、ファンの皆さんとともにその時を生きてきたという感覚もあるんですよね。そういった意味では僕から言えることは、このSHOCKが続く限りは皆さんにも見届けてほしいなと思うぐらいです。舞台というのは値段も高いですし、テレビと違ってつけたら見られるものではないですし、足を運んでいただかないと見られないもの。でも、だからこそ、その儚さというか、だからこそ舞台は素晴らしいなと思うし、やる側としても皆さんに良かったと思うものを届けたいという思いの中でステージに立ってますので。見届けていただければ。

 

Q 梅田さん、光一さんの印象は?

 

梅田 この間、歌稽古の時に、「顔ちっちゃーい」って思いました。

光一 あの全体的にちっちゃい。こういうやりとり、オレ人生で何万回もやってる。内に触れていいですか、こいつ、でけえくせにヒールもでけえんだよ。

内 これ衣装なんで。女性の気持ち分かったんです。

梅田 そうです。

光一 顔がちっちゃいだけかよ(と、立ち上がる)

 

Q 帝国劇場に立つ思いは?

 

梅田さん 私もまだまだ舞台経験もそんな多くなくて、帝劇も初めてで、ずっと憧れていたSHOCKにも両方合わせて初めて出られるというのはすごくうれしいですし、来年私1月で30になるんですけど、30の1発目の舞台が「Endless SHOCK」で私はすごくうれしいなというふうに思っております。

光一さん いいなあオレ40だわーー。

 

Q 作品に終わりが来るのかどうか。森さんは、でんぐり返しを87歳の時に万歳三唱に変えて演じ続けられた。SHOCKも光一さんが60歳70歳と続けていただけた時はどうするのか。

 

光一さん それは、無理です。さすがに。ただ、何か終わりを考えながら物事に取り組むということはしたことがないですし。もちろん自分としてはやれる限りはやっていきたいという思いの中でやらせていただいてますので、まあ、そうですね、演目を変えつつもっていう話もありますが、今ここまで来ると自分の中での意地もある中、じゃあそこを楽にして続けられるよねっていうまだ絶対に考えたくないな。階段がパアーって滑り台になる(会場笑いと拍手)

内 それは吉本新喜劇です(パアーと手と足を開く内くん)。

光一 あとは、2月じゃなかったらいいなという。2月ねえ、2日3日、日が少ないんですよ(あ~と納得する声)。その中でこの回数やらなきゃいけない。そうじゃなかったらもっとできる。今のはなかったことにしてください。怒られるので。勝手なこと言わないでよって。自分としても、やらせていただける限りはやらせていただきたいですし、何より来てくださるお客様がいるからには、それに応えていきたいなと。年々、どんどんプレッシャーは大きくなっていくばかりですけどね。でも、そのプレッシャーと戦いながら、成長できればいいな。40にもなって、まだお前成長すると思ってるのかって思われるかもしれないけど、まだオレ身長伸びると思ってます(会場爆笑)。

 

 

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<芸能リポーター2名による囲み取材>

Q スタートしましたね。

光一 まだ、まだ。みんなジャニーズワールドがあるから。

Q 久しぶりにカンパニーのみなさんにお会いしていかがでした

光一 そうですね。全員ではないんですけど、先週集まって久しぶりにみんなで声を出して、曲をやったんですけど、1回「ナイツ・テイル」をはさんだので、若干、歌詞が危うかったです。今も若干かなりごまかしてましたし。上手なんです。ごまかすのが。

Q 周りのみなさんは?

光一 なんかやっぱり、若干の違和感はあるんです。今年の2月3月にやって、1回解散があって、それぞれが違う場所で切磋琢磨してきてるわけじゃないですか。僕も含めて。それで集まって。なんか若干の違和感っていうのはあるんですよね。それは、毎年感じます。毎年感じますけど、でもなんか、でもやっぱり他にはない居心地の良さというのもありますし。安心もできている場所でもありますしね。常にふざけているヤツとかもいっぱいいますし。

Q これだけ続けるなか、光一さん自身が18年間変わらずに続けてることは?、

光一 そうですね、独身であることですね(即答!)(会場大拍手!!!)何の拍手だよ!おかしいだろ!僕は、いずれはしたいと常々公言してます。いずれは家庭を持ちたいなと思い続けてます

Q もう40ですよ。

光一 大丈夫です。上には上がいますから。

Q ファンのみなさんは結婚しないでほしい?(はーい)

光一 ぼくは信じているんです。僕が結婚しようとも、みんなは僕についてきてくれると(拍手)。それでも、ついてきてくれるようなものを作品としても、こちらから提供しなきゃいけないと思いがあります。だからこそ、まだまだ成長していかなくてはいけないと思ってます。

Q 身長も?

光一 気持ちは17歳なんで。思春期です。堂本光一まだ思春期。そういう見だしはやめてくださいね。

Q 若くいられるコツは?

光一 意識したことはないんですよね、若くいよう、とか。でも、人前にたつお仕事をさせてもらってるので。ステージにしても動ける体を作っておこうとそれぐらいであって、この仕事があるからなんですよね。この仕事してなかったら、オレひどいと思います。

Q 引きこもってたりとか。

光一 それは今も変わらないなあ。そんな意識はしていないんですけど、堂本光一としていなきゃなあという思いを片隅に置きながら生活するとね、ステージにいつでも立てるようにしとこうとか。

Q 逃げたい自分もあった?

光一 正直、開演前、毎日逃げたいです。じゃあ、なんでやってんねんと思うんですけど、幕が開いちゃうと、やっちゃうんですねえ。

Q それはファンの皆さん

光一 ん、う~ん(わざと肯定を拒む態度)。でも、そうですよ。幕が開いて、お客さん全くいなかったら、ファンのみなさんがお客さんが見てくださってるからこそ、乗り切れるというのは一番のモチベーションですね。

Q じゃあファンの皆さんが多分気になってるだろうと思ってることを聞いていいですか。髪の毛はいつ切るんでしょ。(キャーっと拍手)

光一 SHOCKが始まる前には切ろうかなと思ってます(えーーの声)。いや、も~いいでしょう。(やだやだー)ポスター。これは影だからいいんですよ。これはこれで楽なんですよ。セットは5分ぐらいで終わるんで。でも、SHOCKの場合は1幕で、階段落ちで血のりだらけになるので、シャワーを必ず浴びなきゃいけないんですね。そうすると、乾かさないといけない。長いと髪乾かすのに時間がかかっちゃうでしょ。乾かすためには切らないといけないかなあ。全然未練も何もないですし。まだ伸びますから、生きてれば。Q 残念ですけど。

光一 これでやってほしいですか。元々、ナイツ・テイルのウィッグをつけるために伸ばしたものなので。

Q 最後にまたファンの皆さんにメッセージを。

光一 本当に、毎年のように制作発表をさせていただいて。2019年1700回というところだと思うんですけど、とにかく愛される作品をこれからも続けていくためにも、いい作品にして、また楽しみでもあるのでやらせていただくのは幸せだなあと感じております。幕の開くのはウワーと思う時はありますけど、開いたら幸せで、それは皆さんの顔が見えて幸せ。中島健人風にやりたいけどできない。でも、18年間やり続けているこのSHOCKというものに恥じないものにしようと思っておりますので。

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 読売新聞の水曜夕刊に掲載されている新感覚カルチャー面。旬の人のインタビューコーナー「ALL ABOUT」を中心に、若きタカラジェンヌの素顔に迫る「タカラヅカ 新たなる100年へ」、コラムニスト・辛酸なめ子さんの「じわじわ時事ワード」といった人気連載に加え、2016年4月から、ポルノグラフィティのギタリストのエッセー「新藤晴一のMake it Rock!」、次世代韓流スターのインタビューコーナー「シムクン♥韓流」がスタート。オールカラー&大胆なレイアウトで紹介する2面にわたる企画ページです。

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