元気しとるかいね、藍ママやわ~。(元気ですか、藍ママです)
金沢の湯涌温泉がすっごいことになっとるって聞いたんやけど、ほんとけ?(金沢の湯涌温泉がすごいことになっていると聞いたんだけど、本当ですか?)
何言っとるげんていや~。(何言ってるのよ~)
ということで、生まれ育った金沢を離れ幾星霜、普段はあまり金沢弁を使うこともない藍ママですが、
湯涌温泉を舞台としたアニメが人気と聞き、気鋭の制作会社「P.A.WORKS」の堀川憲司社長に取材してきました。
撮影場所はもちろん湯涌!
雪が降り積もる湯涌稲荷神社の鳥居をバックに、
「花いろ」のキャラクターのスタンディー(等身大パネル)を立てて撮影いたしました。
ポップスタイルにおいて、かつてない「痛い」(褒め言葉としてあえて使います)写真、「痛車」ならぬ「痛写」となっております!
ファン必見なのであります。
ぜひ紙面を手にしてご覧くださいませ!
なお、注意点ですが、写真中のスタンディーは特別に撮影用に持ち込んだものであり、神社に行けばあるものではありませんので
ご注意くださいね。
そのほか、「イマ推しっ!」は映画でその人となりを占うコトブキツカサさんに、モヒートの話題、
掛け合いジジワードは「ガラスの仮面ですが」。「ガラスの仮面」ではありませんのでこれまたご注意を。
盛りだくさんの内容でお送りいたします。
取材にお伺いした日はまさに雪雪雪。交通網の乱れも心配され、ちゃんと取材・撮影ができるのか一抹の不安もありましたが、撮影時には雪もやみ、堀川社長の「本番の強さ」を確信いたしました。
こちらの無理な注文にも笑顔でお答えいただき、本当にありがとうございました。
堀川社長は本当に穏やかな人柄で、作品の根底に流れる温かさはそうしたところから来ているのだと思いました。
何しろ学生時代は「児童文化研究会」に所属されていたということですから、筋金入りの子ども好き。
将来的には「教育的なものをライフワークに」とお話していたのが印象的でした。
そして、取材中、決して写真を撮らせていただけなかったのが、同社のK専務です。堀川社長の学生時代の一つ上の先輩で、奥様同士は幼稚園からのお知り合いというのだから人の縁というのは不思議です。
落ち着いた感じで的確な指示をする社長と裏方に徹する専務と役割分担がはっきりしているのが印象的でした。
P.A.WORKSは富山に本社を置き、良質の作品を生み出してきています。こうした地方初のプロダクションは今後のトレンドとなっていくことでしょう。
そして、ドラマにおけるロケ地のように、アニメにもモデルとなる舞台を登場させる手法はかなりメジャーとなってきていますね。
P.A.WORKSでも「TARI TARI」は江ノ島を舞台に、「Angel Beats!」は金沢大学をモデルとしているとされています。
作品に夢中になったファンはぜひその場所を訪れてみたいと思うのは自然なことですし、新しい「町おこし」の形としてすてきだなぁと思うのです。
そして、例えば今回の劇場版は9日からは石川県内限定で公開されます。全国公開は30日から。作品ファンはやはり早く見たいものです。そうすると、石川県へ行くしかないその土地でしか手に入らないものはその土地へ行くしかないですもんね。
そうしたローカルの良さを戦略に取り込む……取材を通して目からウロコがポロポロでした。
「劇場版 花咲くいろは」は、働く2児の母である藍ママにはかなり胸に突き刺さり、そして勇気をもらえる作品でした。
途中、金沢の市街地が出てきて、「あっ」と声が出そうになりました。
香林坊に片町、広坂……。デパート・香林坊大和の屋上の遊び場には幼い頃、よく連れて行ってもらいましたし、
香林坊109の裏側は通学路でした。個人的感傷に駆られ、泣きそうになりました。
今どきのアニメってこんなにはっきりとモデルの場所が出てくるのね……本当にロケ地そのものだわと思いました。
映画は過去と現在を行き来する、映画らしい作りとなっていました!
作品に登場する旅館は湯涌の様々な旅館をモデルにしていて、今はなき老舗「白雲楼ホテル」がその主たるモデルの一つとなっているらしいのですが、白雲楼ホテルにあったステンドグラスが実に美しく表現されていて、そうした細かなこだわりにもぜひ注目して欲しいです。
堀川社長をはじめとするP.A.WORKSの皆さま、この映画を作ってくださって、ありがとうございました。ぜひ、石川県へ行ってご覧になってくださいね! そして湯涌温泉に泊まりに行きましょう。
取材では「金沢 湯涌温泉 秀峰閣」さまに取材場所をご提供していただきました。秀峰閣さまありがとうございました。
【プレゼント】
「劇場版 花咲くいろは HOME SWEET HOME」の全国共通特別鑑賞券を10人に。紙面掲載のキーワードが必要となります。応募はこちらをクリックしてください。3月10日(日)が締め切りです。
★夕刊をご購読でない方は、駅売店、コンビニエンスストア、読売新聞販売店などでお求め下さい。50円です。また、ヨミープラザでも紙面販売を受け付けております。詳しくは、こちら↓の紙面購入方法をご覧下さい。 http://blog.yomiuri.co.jp/popstyle/yukan.htm
★紙面、ブログへの感想、質問は、popstyle@yomiuri.comへお寄せください。
★Twitterでも、最新情報や担当記者のつぶやきをどうぞ。アカウントは@popstyle_yomiです。ぜひフォローしてください!
|