Pop Styleブログ

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本日発売の読売夕刊popstyleの大特集は「ALL ABOUT宮崎学」です。宮崎さんは主に野生動物のリアルな生態をとらえた作品で知られる写真家で、著名な写真賞を多数、R0011335 受賞している実力派です。そんな宮崎さんにとって初となる美術館での個展が現在、静岡県長泉町の「IZU PHOTO MUSEUM」で開催中。会場を訪れれば、「きれい、かわいい」姿ではなく、厳しい自然環境の中、たくましく生き抜く姿がとらえられていて驚かされます。記事では、宮崎さんの仕事場のある長野県駒ヶ根市にお邪魔し、撮影風景などを実際にじっくりと見てきました。写真に興味のある方

、野生動物の生態に興味のある方にオススメの記事です。ぜひ、紙面を手にとっていただければと思います。

宮崎さんの仕事で一番の特徴は、「ロボットカメラ」による撮影という点になるでしょう。あらかじめ、山林内に仕掛けた装置は、赤外線ビームを放っています。このビームを動物が遮ると、カメラのシャッターが下りる仕掛けなのです。つまり、人間ではなく、動物自身に撮影をさせている訳です。

「自分の指でシャッターを押していないから、邪道の写真だ」などと批判も受けましたが、まったく気にしませんでした。そもそも人間がファインダーをのぞいて、指でシャッターを切るという行為自身が、写真史の中でも数十年間だけのことです。しかも、動物のよく出現する場所を熟知していなければロボットカメラを置くことさえおぼつかないでしょう。装置を設置するまでの長い時間が、言ってみれば宮崎さんにとってシャッターを押していることになっている訳です。

そもそも、このロボットカメラは、自分自身で部品の段階からすべて手作りしたもの。「人と同じ機材を使っていたら、写真も同じになってしまうから」という深い意味合いが込められていることが話を聞いていて分かりました。「邪道だ」という方は、宮崎さんが撮影の準備段階でここまで心血を注いでいることを知らないのではないでしょうか。

記事の中には、写真を鑑賞するのが大好きと自認する、俳優・加瀬亮さんによる寄稿も掲載されています。実は、加瀬さんは以前から宮崎学さんの作品に注目していたのだとか。宮崎作品の特徴を指して、「美辞麗句を廃したような静かな視線に満ちている」と非常に的確な説明をしております。加瀬さんの人生観も垣間見えるような内容のステキな文章なので多くの方にぜひとも読んでいただきたいです。

さらに、IZU PHOTO MUSEUMの小原真史研究員が選定した代表作6点を掲載し、それぞれに小原研究員の解説を付けました。どの写真も素晴らしい出来栄えですので、ご堪能いただければと思います。

さて、このほか紙面では、タワーレコードの嶺脇育夫社長による好評連載「NO MUSIC, NO IDOL.」や「掛け合い時事ワード」「大手小町」などの人気欄が目白押しです。多くの関心を持つ読者を飽きさせない内容になっていると確信しております。ぜひぜひ読んでみてくださいね。

夕刊をご購読でない方は、駅売店などでお求め下さい。50円です。また、ヨミープラザでも紙面販売を受け付けております。詳しくは、こちら↓の紙面購入方法をご覧下さい。

http://blog.yomiuri.co.jp/popstyle/yukan.htm

【プレゼント】         

宮崎さんの個展「宮崎学 自然の鉛筆」展の招待券を読者5組10人に。紙面掲載のキーワードが必要となります。応募はこちらをクリックしてください。2月17日(日)が締め切りです。

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 読売新聞の水曜夕刊に掲載されている新感覚カルチャー面。旬の人のインタビューコーナー「ALL ABOUT」を中心に、若きタカラジェンヌの素顔に迫る「タカラヅカ 新たなる100年へ」、コラムニスト・辛酸なめ子さんの「じわじわ時事ワード」といった人気連載に加え、2016年4月から、ポルノグラフィティのギタリストのエッセー「新藤晴一のMake it Rock!」、次世代韓流スターのインタビューコーナー「シムクン♥韓流」がスタート。オールカラー&大胆なレイアウトで紹介する2面にわたる企画ページです。

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