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イベントレポート第2弾です。30分のイベント取材でもったいぶっているわけではないのですが、何せ写真がたくさんあるもので。では、表参道のイルミネーションもかすんでしまうような輝きを放った4人のステージをご覧下さい!

  「Time to say goodbye~♪」Ns2_0272_6

デイヴィッドの柔らかい歌声から、ステージは幕を明けました。フ ァンの黄色い声援は、拍手と歓 声に変わりました。ワンフレーズだけで、観客をうならせるあたりはさすがです。デイヴィッドの写真の後ろのファンの表情からもその幸せな様子が伝わってきます。なにせ、この至近距離。ホールでのコンサートではありえないような近さなのです。そしてこの曲は、何と言っても4人が一斉に歌う時の迫力。表参道ヒルズでこんNs2_0273_4なに音を響かせていいの?というくらい、4人が情熱的に歌い上げます。この勢いなら原宿駅まで届きそう!?

それにしても、きらびやかなミラーボールとクリスマスツリーとIL DIVOの4人の相性の良さといったら。表参道ヒルズのゴージャス感は、並のアーティストでは太刀打ちできないでしょう。IL DIVOだからこそ、この場所でのライブがしっ くりくるのでしょう。Ns2_0275

2曲目は、定番のクリスマスソング「ホワイトクリスマス」。この曲の時、セバスチャンはバックの演奏で聞こえる鈴の音に合わせて、手を鈴を振るように動かしたり、最後に「ポオォーーン」という管楽器の音が鳴るのに合わせて、トロンボーンのような手の動きをしたりと、いたづらっぽい表情をしながら身ぶり手ぶりをしていました。今日のセブは何だかおちゃめでした。Ns2_0277

3曲目の前に、もう一人のゲストが紹介されました。石田純一さんをお父さんに、松原千明さんをお母さんに持つ女優、モデル、歌手のすみれさんの登場です。初めて拝見しましたが、ご両親とはまたイメージが違ってすごくゴージャスな感じの美人です。年齢より大人っぽく見えましたね。日本盤のボーナ ストラックのみに収録されている「クライング featuring すみれ」は、セバスチャンのアカペラから始まりました。

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すみれさんの両隣にいるセバスチャン、そしてカルロスが、す

みれさんを 見つめながら歌う姿が印象的でした。ファンはすみれさんの

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素晴らしい歌声に魅了されるとともに、「すみれさんがうらやましい」「すみれさんになりたいわ!」などと、ちょっとやきもちを焼いたかもしれませんね。

次は、トークコーナーが始まります。Ns2_0306

司会「カルロスさん、すみれさんとのデュエットはいかがでしたか?」

Ns2_0315 カルロス「まず、本当に美しい方ですよね。モデルのように・・・いやいやモデルですよね。もち ろんルックスはそうなんですけど、声も素晴らしいですね。なかなかこのパート歌える方っていうのが見つからなくて、低い所から高音まで音域の幅の広い人が見つからなかったんですけど、素晴らしく美しく、声まで素晴らしくて、うれしい限りです」 

最初に容姿を褒めるあたり、さすがカルロス!通訳の人が訳す前に「beautiful woman」という言葉が出た途端、会場が大いにウケていました。

司会「すみれさんは、IL DIVOのみなさんとデュエットされていかがでしたか?」

すみれ「いやもう、IL DIVOさんみたいな世界的に超人気なみなさんと歌えて、すっごくうれしくて、すごく緊張しましたっハハハ、ハイ!」

司会「ですよね。歌声も素晴らしいし、右を向いても左を向いてもね、こんなステキな男性にかこまれると、それは緊張しますよね。ステキでしたすみれさん。では、セバスチャンさん、レコーディングの際のエピソードをお聴かせ下さい」

セバスチャン「面白い話ハハハ・・・、ハハハハハ!・・・・ハッハッハハハハハ!!! アルバムの中でのウィキッドゲーム。これは、クリス・アイザックさんの曲ですよね。最初はIL DIVOがカバーするというのはあまり感触が良くなかったのですが、彼のお母さんがイタリア人で、『うまくいったらいいじゃないやらせてあげれば』というふうに言われていて、スタジオで実際にレコーディングしたらすごくうまくいって、ファーストアルバムの『アン・ブレイク・マイハート』をレココーディングした時のパフォームの瞬間みたいなものを感じられたので、お母さんも『いいんじゃない』という太鼓判を押してくれて、アルバムに載せることができました」

司会「ウルスさん、日本ツアーへの意気込みを教えて下さい」

ウルス「日本ツアーですけれども、5日に名古屋から始まり、15日まで4大都市を回りますね。今まで自分たちが来日した中で最大のツアーになるわけですけど、今回初めて広島に行くということですごく楽しみにしています。あと、武道館で3夜ライブしますね。今までの日本ツーというのは、とてもいい思い出ばかりなので、今回も素晴らしいライブになると思います。またさらに、新作からの曲も歌いますので、ぜひ楽しんでください」

司会「さて、最後になりますが、ぜひデイヴィッドさん、日本のファンのみなさんにメッセージをお願いします」

Ns2_0320 デイヴィッド「(日本語で) デモ~ ワタシノ ニホンゴハ トテモ ヘタデス。デモ ガンバリマスッ」

と前置きしてから・・・

「ボクタチノ ニホンノファンハ サイコーデス! ミナサン オウエン アリガトゴザイマス。デモー タノシイ クリスマス スゴシテイマス。ア!スゴシテクダサイ! ブドカンデ サンガツニ アイマショウ!?」

ほんの少しだけとちりましたが、見事長いメッセージを言い切ったデイヴィッド。はにかみながら懸命にしゃべる様子は、かわいらしく健気な感じに映りました。こういうところも女性ファンを魅了するのでしょうね。これには、会場も大歓声。カルロスも目を丸くして「すごいなー」という表情をしながら、デイヴィッドに拍手を贈るのでした。デイヴィッドは、ちょっと照れてカルロスの背中を叩いておりました。

3曲とトークで、イベントは終了。司会者からその事実が告げられると、「えーーー」という声Ns2_0327 も上がりました。ファンの方々の気持ちも分かりますが、こういう場所でのフリーイベントとしてはこのあたりが限界でしょう。ところが、ここでまたファンサービスのIL DIVOの本領発揮。帰りがけに手をのばしてプレゼントを渡すファンに向かっていって、きちんとプレゼントを受け取ったり、握手までしたりしていたんです。何とも幸福なファンの手を激写いたしました。幸せなこのファンの手は誰!?

ところで、愛娘の歌手デビューを見守った石田純一さん。階段を下りて来るすみれさんを抱きしめて、「良かったよ」と声をかけていました。石田さんは、以前からIL DIVOのDVDを持っていて、大音響で聞くのが好きだったそうです。今回のアルバムでの共演の話があった時には驚いていたそう。CDを聴いた時は、すみれさんだと分からなかったそうです。報道陣から「唯一の独身のカルロスがすみれさんを狙っているという話があるそうです」と振られ、「あ、聞いてます。だから冗談で、『すみれの父です』って言って、『あなたのお父さんになるかもしれない』って言いました」。さすがです。

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 読売新聞の水曜夕刊に掲載されている新感覚カルチャー面。旬の人のインタビューコーナー「ALL ABOUT」を中心に、若きタカラジェンヌの素顔に迫る「タカラヅカ 新たなる100年へ」、コラムニスト・辛酸なめ子さんの「じわじわ時事ワード」といった人気連載に加え、2016年4月から、ポルノグラフィティのギタリストのエッセー「新藤晴一のMake it Rock!」、次世代韓流スターのインタビューコーナー「シムクン♥韓流」がスタート。オールカラー&大胆なレイアウトで紹介する2面にわたる企画ページです。

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