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51neko  どうも、猫ダイエッター、(森ゾー)です。きょうはあてにしていた善根宿(ぜんこんやど=地元の人が無料で提供してくれる宿のこと)が閉鎖されていた!という憂き目に遭い、夕方からやみくもに宿を探したところ・・・・今、一人でラブホテルに泊まってます

512  きょうは痛み止めの薬がべらぼーに効き、左脚は絶好調。全然痛くない!朝6時に安芸市の旅館を出発し、海沿いのサイクリングロードをずんずん歩きます。海岸には松林がずーっと続き、まさに白砂青松。歩いていると、やたらと猫に出会います。色々とカメラに撮ってみました。どうやら、捨て猫らしい。「猫捨てないで!」という看板があちこちに出ていました。にゃんともにゃー。

 道中、なぜか阪神タイガース関連のものをよく511_2 みかけます。鯉のぼりの真鯉の上にタイガースの旗がはためいていたり、鉄道(ごめん・なはり線)の車両デザインがタイガースのトラ模様だったり。考えてみれば、なるほど、安芸市は阪神のキャンプ地ではないですか!それにしても、コイ(カープ)の上にトラがい、というのはなかなか面白い趣向だと思いました。

 旅館から28番大日寺までは約26キロの道のりでしたが、正午の直前に到着できました。6時間で26キロ。いいペースです。そこから29番国分寺(土佐)までは約9キロ。道中、軽トラを運転していたおばちゃんから「よかったらどうぞー」と土佐文旦をもらいました。休憩所でほかの歩き遍路さんたちにおすそ分けします。きゅーんと甘酸っぱくて、おいしい。

 かの「土佐日記」の紀貫之が駐在していたという29番国分寺に着いたのが午後3時前。次の30番善楽寺(ぜんらくじ)まであと9キロもあります。今から急いで歩いて、お寺で納経(御朱印を押してもらうこと)できる5時までにはギリギリです。ここは潔くあきらめて、ガイドブックに書いてあった途中の「善根宿」に泊まることにしました。ずんずん歩いていくと、午後5時前についに発見しました、しかし!善根宿を提供してくれている会社が無い・・・。そこにいた作業服姿の人に聞くと、もう何年も前に会社は倒産して、善根宿も閉鎖されたとのこと。何ということでしょう。

 ここから宿がたくさんある高知市の中心街までも、5~6キロはあります。がっくり肩を落として歩くと、ほどなく「HOTEL」の看板が!やったー、と近づくと、「18歳以下のご利用お断り」とただし書きがあります。その時点で感づきましたが、背に腹は代えられません。5分ほど歩いていくと、いわゆるモーテルが現れました。空き室に入ろうとすると鍵がかかって入れない。どうやら車を入れないと鍵が開かない仕組みで、フロントの人を呼び出して「すみません、ふつうに一人で泊まっていいですか・・・?」と頼んで、鍵を開けてもらいました。

 でも、中に入ってみると、ベッドはダブルだし、風呂はジャグジーだし、清潔なタオルも歯ブラシもあるし、なかなか快適ではないですか。何といっても、これまで四国で泊まった宿で初めて、テレビが地デジ対応でした。さらにさらに、泊まり客には無料で飲み物1品、食べ物1品がつくサービスがあるらしく、さっそくフロントに電話します。「えっと、みそラーメンと生ビールを下さい」「あ、あともう一品ずつ頼んでいいですよー」「え?何でですか?」「だいたい、このホテルはお二人ずつ入られますから」。思わず苦笑いです。513

 アダルトビデオも見られますが、ぐったり疲れていてとても見る気になれず、部屋にナースコスチュームもありましたが、とても着る気にはなれず、さっさと寝ることにします。明日は高知市の中心街に突入しまーす。にゃー。

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 読売新聞の水曜夕刊に掲載されている新感覚カルチャー面。旬の人のインタビューコーナー「ALL ABOUT」を中心に、若きタカラジェンヌの素顔に迫る「タカラヅカ 新たなる100年へ」、コラムニスト・辛酸なめ子さんの「じわじわ時事ワード」といった人気連載に加え、2016年4月から、ポルノグラフィティのギタリストのエッセー「新藤晴一のMake it Rock!」、次世代韓流スターのインタビューコーナー「シムクン♥韓流」がスタート。オールカラー&大胆なレイアウトで紹介する2面にわたる企画ページです。

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