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090422_201657  こんにちは、遍路ダイエッター、(森ゾー)です。今、私は徳島の神山温泉にいます。「ヨミウリオンライン」のトップページ「編集長のおすすめ」にも、「ついに森ゾーお遍路の旅に出立」と前回の記事を紹介してもらいました。 でも、単に一社員が有給休暇使って遊んでるだけの記事なんですけど、こんなにおおっぴらにしてもいいものでしょうか・・・。

 前回(昨年秋)のお遍路の終着点がここ、神山温泉でした。四国遍路屈指の難所と言われる12番焼山寺から10キロぐらい進んだ山の中にあり、前回はここで力つきました。リベンジというわけではありませんが、こないだと同じ宿に泊まって今、ビールやら地元の山菜の天ぷらやらを食べ、鋭気を養っているところです。

 でも、さっき会社の上司から「オイ、昨日お前が出した原稿、ちょっとおかしいぞ?」というありがたいご指摘の電話をいただき、旅館でノートパソコンを広げて仕事しています。今はノートパソコンと携帯電話さえあれば、どこだって仕事できちゃう世の中。まあ、私が最初からしっかりした原稿を出しておけば良かっただけなんですけどね・・・。

 さきほど「キャノーラ君」も飲んで、準備は万端。明日は13番大日寺まで約20キロの道のりです。行けるところまで行ければ、17番井戸寺まで。お寺で御朱印(スタンプラリーのスタンプのようなもの)を押してもらえるのはどの寺も午後5時までと決まっているので、朝早めに旅立ちたいと思います。

 予習しますと、大日寺の本尊は、十一面観音菩薩で、その「真言」は、「おん まか きゃろにきゃそわか」です。四国遍路において、各寺では、般若心経のほかにも、その寺の本尊特有の「真言」を唱える必要があります。たとえば本尊が薬師如来なら「おん ころころ せんだり まとうぎ そわか」、釈迦如来なら「のうまく さんまんだ ぼだなん ばく」といった感じです。まるで公開中の映画「鴨川ホルモー」における「オニ語」のような語感です。

 私もこれまで40以上の寺を回るうちに、だいたいこの真言のパターンは覚えました。一番長いのは、最後に唱える全寺共通の真言で、「おん あぼきゃべいろうしゃのう まかぼだら まに はんどま じんばら はらばりたや うん」というものです。これ、覚えるの相当大変でした・・・・。何だか最初は広島弁の怖いお兄さん、後半はサッカーのハンドばっかりする反則魔や、腹が張っている人やら、いろんな人のイメージを思い浮かべながら、遍路道を歩きつつブツブツ唱えて、やっと覚えました。

  では明日から本格始動です。きょうはこのへんで。

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 読売新聞の水曜夕刊に掲載されている新感覚カルチャー面。旬の人のインタビューコーナー「ALL ABOUT」を中心に、若きタカラジェンヌの素顔に迫る「タカラヅカ 新たなる100年へ」、コラムニスト・辛酸なめ子さんの「じわじわ時事ワード」といった人気連載に加え、2016年4月から、ポルノグラフィティのギタリストのエッセー「新藤晴一のMake it Rock!」、次世代韓流スターのインタビューコーナー「シムクン♥韓流」がスタート。オールカラー&大胆なレイアウトで紹介する2面にわたる企画ページです。

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