(央)です。23日の読売水曜夕刊popstyle「ALL ABOUT鳥居みゆき」こぼれ話、いよいよラストです!
ネタの内容や言葉遊びの高度さとともに鳥居さんの強力な魅力でもある美貌。「こんなキレイな人があんなことを?!」というギャップも彼女が注目された要因のひとつではあります。でもご本人には複雑な思いもあるようで…
美容の秘訣を聞こうかと「おきれいで…」と言いかけたとたん、「きれいなんかじゃない! バカにしないでください。今、私が爆発して木っ端みじんになったらきれいじゃないでしょ?」。とはいえ、最近いわゆるキレイ系のメーク、服装で雑誌の表紙やグラビアを飾る事も増えていることはどう思っているの? 「気恥ずかしいです。ヘドが出ます。『何やってんだ、こいつは』と思って。『バカか』って(笑)。その時って、私は着せられてる、やられてるって感じなんで、ただいるだけなんです。だから、何が変わってるかが自分ではわかってない。ただ、マネキンや人形になるのが夢だったからそんなつもりでいます」 そして「自分が出てるものは一切見ない。雑誌も何も。過去はね、振り返りたくない。ニヤリ。テレビも見ないから『全然露出しないなぁ』と自分のことを思ってる」。
先日もプロのメークでいわゆる「フツウ」のキレイな服装に”変身”するものの、マネキンのように動かない…というテレビ番組での姿を見ましたが、本当に一貫してますね……そして、美容については。 「別に何にも。ダイエットしたとか何もなくて。昔すごく太って目が一重で、目つきがすごい鋭かったんですけど、寝不足が続いてごしごし擦ってたら奥二重になったし。だから、何も考えてない。考えるとね、ストレスで太るんだって。痩せたんだとしたら×××(某コンビニ)のカルボナーラが原料変えたのかもしれない(※昨日のブログご参照…)」
個人的な感慨で恐縮ですが…取材後、わたし、紙面のお知らせ動画撮影のため、一夜漬けで数十セット「ヒットエンドラ〜ン」を練習したんです。すると、やはり以前に担当したALL ABOUTビリー・ブランクス隊長見開き紙面向けにブートキャンプ入りした時と同じくらいの運動量でした! 跳ねっぱなしで止まらない有酸素運動だし、ウエストをツイストするし…そして、冗談抜きでたった一晩ヒットエンドラ〜ンしまくっただけで数キロ落ちましたよ! 「ヒットエンドラ〜ン」ダイエット、オススメかもしれません?!
閑話休題。
7月に単独ライブをやるという話題が出た時、「7、8年前、お笑いやり始めてすぐの時にも『狂宴封鎖的世界』というタイトルで私の葬式をやったんです。私が死んでるところから始まって生き返ってネタをやる。お客さんにも喪服で来てもらいました」とおっしゃったのでびっくりしました。 19,20歳のそのころから、「死」など人が目をそむけたくなる側面をテーマにネタを考えていた事になるんですね。
「そういうことはやっぱり考えなきゃいけません。生きてる以上。死を考えることで生きてることの重さを知る。今の、死を隠蔽しすぎる風潮もよくないと思う。隠蔽したって死ぬものは死ぬんだから。軽々しく言っちゃダメとは思いますけどね、死に対して熱く何かを作ればいいと思います」
長々と書いて参りました鳥居みゆきさんこぼれ話、いかがでしたか? インタビューを通して、自分の追求する芸の道に決して妥協しない鳥居さんの真摯な姿勢がうかがえ感服しました。その「妥協しなさ」が、なかなかテレビの地上波放送で彼女のネタをフルで流せない理由でもあるのでしょう。そんな彼女の美意識と理念がぎっしり詰まったDVD「ハッピーマンデー」で、ぜひ多くの人に「マサコ」以外の彼女の姿を知って欲しいものです。ご覧あれ!
写真は記念撮影に応じて下さった他のカットです。マサコとサダコの2ショット、包帯がない「多毛症」くんの弟かお兄さん(性別聞き忘れました)がレア?!
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