初めまして。石田汗太です。(汗)と名乗っていることもあります。今日発売された水曜夕刊Pop Style見開きで荒木飛呂彦さん特集を担当いたしました。
ここでは記事の内容に飽き足らない、ディープ荒木ファンのためにちょっと補足&ナイショ話を。
その1 実は、個人的に一番聞きたかったのは、ジョジョ第6部「ストーンオーシャン」と第7部「スティール・ボール・ラン(SBR)」がどうつながってるか…だったのですが、やはりジョナサンからジョリーンに至るジョースターの「歴史」はプッチ神父のために一度終わってるようで、SBRはパラレルワールドもしくは「別の宇宙」という理解が正しいようです。 ただし、ここからが実にアラキ的だと思ったのですが、荒木さんがこだわるキャラクターの「因縁」は、別に親子関係でなくても、読者が「感じ取れる」ものであればいいわけです。つまり、第1部のディオとSBRのディオ、第1部のジョナサンとSBRのジョニィは直接の血統のつながりはないけれど、物語的には「因縁」がちゃんと続いている。どうも、そういうことのようなんですね。 荒木さんの中では、第1~3部、第4~6部でそれぞれ区切りがあり、第7部~は、新しいエピソードの始まりになるようです。第9部まで構想があるというウワサは本当のようで、「ここ(SBR)から新たな血統が始まるかもしれない」とも語っていました。
その2 閑静な住宅街にある白亜の荒木邸は、何やらエジプトにあったディオの館みたいな雰囲気で、「ゴゴゴゴゴゴ」という音が家中に鳴り響いていました。←ウソ。
その3 今回の取材はジョジョ第1部のアニメ映画化がきっかけでしたが、荒木さんがこっそり言うには「実は、動く映像にあまり興味がないんです。絵画とか写真とか、止まっている絵が好きなんですよ」。これは、荒木ファンなら何となくわかりますよね。
読売新聞の水曜夕刊に掲載されている新感覚カルチャー面。旬の人のインタビューコーナー「ALL ABOUT」を中心に、若きタカラジェンヌの素顔に迫る「タカラヅカ 新たなる100年へ」、コラムニスト・辛酸なめ子さんの「じわじわ時事ワード」といった人気連載に加え、2016年4月から、ポルノグラフィティのギタリストのエッセー「新藤晴一のMake it Rock!」、次世代韓流スターのインタビューコーナー「シムクン♥韓流」がスタート。オールカラー&大胆なレイアウトで紹介する2面にわたる企画ページです。