読売新聞水曜夕刊に掲載している新感覚カルチャー面popstyle。昨日、1月16日は崎山つばささんの大特集でした。とても大きな反響をいただき、うれしい限りです。感謝を込めて、取材後記のような形で、紙面に載せきれなかったことを少々、披露したいと思ってます。まずは、カッコイイ写真から・・・。
いやあ、どれも実にカッコイイですよね。驚くべきは、この撮影したのは、12月25日。つまり、Zepp DiverCity TOKYOでの初ワンマンライブの直前だったんです。Zeppという会場について「畏れ多い」とか「緊張していました」と、後に振り返っていた崎山さんでしたが、その本番前にもかかわらず、緊張感や焦りなどを微塵も感じさせることもなく撮影に応じてくれました。穏やかで笑顔で、そして求められなくても色々なポーズを決めてくれるサービス精神も持ち合わせていました。人間ができているなぁ・・・。もうこの時点で、彼の人柄に魅了されました。
記者はその後、ライブものぞかせてもらったのですが、パフォーマンスの高さと同時に注目したのは、ステージからにじみ出る人柄でした。例えば、和楽器ユニット「桜 men」が登場して、一人一人あいさつした場面。彼らも非常に個性があり、楽しく自己紹介してくれたのですが、とはいえ、崎山さんのワンマンライブじゃないですか(笑)。もうちょっと遠慮がちに振る舞うのが常識的なところじゃないのかなぁ(笑)、と記者は多少ハラハラしながらも見ていたのですが、その彼らを見守る崎山さんは、悠然としていて、また、とてもほほ笑ましい様子で彼らを見て、存分に自由に振る舞わせていたんですね。その光景に、崎山さんの懐の広さと、また、崎山さんと桜 menの絆を感じました。
あと、サンタクロースの衣装を着た「つばサンタ」として出てきたところも良かったですね。客席にサインボールを29個も投げたんですよね。これも29個投げる作業も大変ですし(野球経験者だけに、2階席にも届いていたのにはビックリ!)、何より「29歳だから29個投げます」と高らかに宣言したことにも感心しました。記事でも「遅咲き」ということを強調してしまいましたが、人によっては年齢をあまり言いたくないもの。でも、彼はそういうところを隠したり、装ったりしない。今の自分、ありのままの自分を見てほしい、というところも、すごく素敵だし、なかなかできることじゃなあいなあと思ったわけです。
紙面でも同様のコメントは掲載されていますが、「苦手なことを克服していく姿を見せることも一つのメッセージだと思っている」とか「成長過程を見てほしい」という言葉は印象に残ったし、正直で誠実な方だなあと思いました。また、紙面には載せられませんでしたが、ここ数年の躍進についての実感を尋ねると、次のような答えが返ってきました。
「まだまだ知らないことたくさんあるし、経験してないこともたくさんある。まだ通過点にすぎない。でも、これまで経験したことは必ず今後に生かしていきたい。感謝の気持ちを忘れずに突き進んでいきたい。まだ道半ばです」
謙虚だし、自分を客観視しているのに、とても前向きで嫌みがないし、何よりファンへの感謝を忘れない。こういう姿勢に、ひきつけられる人は多いんでしょうね。
ちなみに、別日に行ったインタビューの時は撮影がなかったのでノーメイクで普段着でしたが、ステージに立つ時と全く遜色なく、男前でしたよ。
(下)に続く。