読売新聞水曜夕刊に掲載している新感覚カルチャー面「popstyle」。今週は20日から公開されるアニメーション映画「未来のミライ」を手がけた細田守監督の特集です。実は、細田監督の登場は2回目。前回はなんと、2006年6月。監督のフリー第一弾作品「時をかける少女」の公開時だったんですね。12年の時を越え、popstyleに戻ってきてくださった細田監督。「未来のミライ」のことはもちろん、12年間ぜひ聞きたかったことも含めて、たっぷり語っていただきました。
2006年というのは、新感覚カルチャー面popstyleが誕生して間もない時期です。当時、とにかく各界のエッジの立った才人にどんどん登場してもらおう、ということで細田監督にも上下2回にわたって出ていただいたのです。紙面では「新進気鋭のアニメ演出家」と紹介されています。執筆者であってアニメ通として有名だったF記者による渾身の力作で、1回目は「時をかける少女」原作の筒井康隆さんとの対談、2回目はインタビューという構成でした。
特にすごいのが、「細田作品これを見ろ!」との題で、過去の名作を紹介しているコーナーです。映画「デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!」は有名ですが、それに続く作品が、テレビアニメ「おジャ魔女どれみドッカ~ン!」 第40話「どれみと魔女をやめた魔女」、テレビアニメ「明日のナージャ」 第26話「フランシスの向こう側」、映画「ワンピース オマツリ男爵と秘密の島」と、アニメの知識がないとなかなか着いていけない領域にまで踏み込んでいました。今となってはとても貴重な紙面だっと思います。
さて、今回の特集でしたが、F記者の伝説の紙面の魂を受け継ぐべく、F記者が兄と慕うベテラン記者が立ち上がりました。アニメ・漫画に造詣のあるI編集委員です。書き出しから力強いです。「細田アニメを見続けてきた記者が断言しよう。細田守史上、もっとも静かでも、もっとも美しく、もっとも野心的な映画であると――」。ロングインタビューでは、細田監督の濃厚な思いが存分に語られています。「となりのトトロ」のお陰という言葉も登場します。そして、「時をかける少女」「サマーウォーズ」「おおかみこどもの雨と雪」「バケモノの子」について振り返っていただいています。これを読むと、「未来のミライ」が必然的にここに来て生まれたということが分かります。細田家の家族構成の変化も分かって興味深いです。
★毎月第3週目は「タカラヅカ新たなる100年へ」。今回は星組の天華えまさんが登場です。
★「イマ推しっ!」では、東京・上野公園の国立科学博物館で開催中の特別展「昆虫」のオフィシャルサポーター、香川照之さんの昆虫愛をたっぷり語っていただいています。
★じわじわ時事ワード、漫画「水よう日の花子さん」、週刊ニコニコ動画も絶好調です。
【プレゼント】
・「未来のミライ」の宣伝用パンフレット(非売品)を細田監督のサイン入りで3人の方にプレゼントします。また、宝塚の天華えまさんのサイン入りインスタント写真を3人にプレゼントします。応募には紙面掲載のキーワードが必要です。応募はこちら 、または、https://qooker.jp/Q/ja/popstyle/taikai/ をクリックしてください。7月22(日)午後11時締め切りです。
★ポップスタイルが掲載されているのは、読売新聞夕刊です。一部地域では夕刊自体発行していませんのでご注意ください。
お買い求めは、読売新聞の販売店や駅売店で(コンビニでは置いていないところが多いです)。夕刊は1部50円。