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まず、７／２７の「注目ワード」を読んでいない方のために、改めて解説を。東京ポッド許可局（以下許可局）は、マキタスポーツ、プチ鹿島、サンキュータツオという芸人さんたちによるポッドキャスティング番組です。ポッドキャストとは、パソコンからいつでも聞けるし、ダウンロードすればiPodやｍｐ３プレーヤーでどこでも聞けるネット上のラジオ番組のようなものです。テレビ的には無名ですが、いずれも一芸に秀でた３人の芸人さんたちが、理屈をこねながらお笑いや社会や趣味についてあれこれ語り合う番組は、聞けば目からウロコ。特にM-1グランプリなどの展開予想にかけては、的中の連続なのです。（一定期間）無料配信でなおかつスポンサーもつかない自主的でな取り組みながら約３年も続いており、書籍化されたり、ポッドキャストの登録者数が25万人も超えたり、TBSラジオで放送されたりと、非常に注目されているのです。

そして、来週日曜日、８／２８に、勢いに乗って彼ら史上最大のイベントを開催するのです。会場は日比谷公会堂。２０００人以上のキャパのある大会場です。一世一代の大博打に打って出るのです。

さてさて、この許可局を私（清）が知ることになったのは、まさに今週特集した「小島慶子キラ☆キラ」なのです。昨年の９月、金曜パートナーの水道橋博士さんが紹介していたのを偶然ラジオで聞いたのです（約１年前というと、ちょっと遅いので恥ずかしいのですが、当時は文化部を離れていたので大目に見てください！）。それからというもの、マキタ氏、タツオ氏らが主催するオフィス北野の「フライデーナイトライブ」に通って、記事化のタイミングをうかがっていたのです。

さて、当時から私は、移動中は誰かの声を聞いていないと落ち着かないようなポッドキャストっ子で、もちろん「キラ☆キラ」、宇多丸さんの「タマフル（ウイークエンドシャッフル）」、「文化系トークラジオＬＩＦＥ」、「ＪＵＮＫ」など、TBSラジオさんにお世話になりっぱなしだったのですが、そうした私のポッドキャストリストの中に「東京ポッド許可局」が加わったわけです。

書籍も購入して熟読したのですが、彼らの話の中には時々、宇多丸さんの話が出てきてたんですね。なるほど、「タマフル」の「シネマハスラー」も「許可局」も歯に衣着せぬ意見が痛快だなあと共通性を感じていたので、いつか、両者の融合が見たいと思っておりました。

すると今年２月、マキタスポーツ氏が「タマフル」に出演するというステキな融合第一弾がスタートしたのです。マキタ氏は「作詞作曲ものまね」という珠玉のネタがありまして、尾崎豊、スピッツ、ａｉｋｏなどの創作方法やら思考やらクセを丸ごとまねてオリジナル？の一曲に閉じ込めてしまうのです。このネタは、音楽にうるさいタマフルリスナーにも響くだろうと以前から思っていましたので、出演の報を聞いたときはわが意を得たり！という気分でした。ツイッター上での反響を見ると、同じことを考えていたファンが多数いたようです。

タマフルと許可局の親和性。そしてファンが重複していること。これは、６月に新宿で行われた許可局のイベントでも認識できました。この中で、許可局は大東京ポッド許可局に向けた「記者会見」と称して、８月のイベントの詳細を紹介したのに加え、その場でゲストに誰を呼ぶかという極めて内輪的な話を、公開の場で行ったのです。３人がそれぞれ、意中の人をフリップに書くというのは、若干ネタ的な要素もあったのですが、マキタ氏が掲げた「宇多丸」の文字には、「おおーーーーー！！！」と、会場の全員から発せられたような絶賛が響いたのです。

そんなファンの声に後押しされたのか、東京ポッド許可局×タマフルの融合が実現。８／２８は、見逃せない伝説の一夜になることでしょう。個人的にも、自分の好きなものの点が線になり面になり、という感じで興奮しております。おととい金曜日、キラ☆キラで水道橋博士のコーナーでもマキタ氏が出演し、大東京ポッド許可局の告知をしておりましたね。http://www.tbsradio.jp/kirakira/column/

とりあえず、まだ許可局のことをよく分からないという方は、公式サイトを見て、興味のある回を聞いてみてはいかがでしょう。大東京ポッド許可局特設サイトにはイベントの詳細、チケット購入方法が載っております。指定席は完売。自由席は、前売り１０００円。当日券だと２０００円に跳ね上がってしまうのでご注意を。

大東京ポッド許可局～"日比谷公会堂に2000人集めたい"論～』