先週の「ALL ABOUT 綾小路 翔」はいかがでしたでしょうか?
見開きの紙面にいろんな情報を詰め込んだつもりではあるのですが、やはりそれにも限界があり・・・。アンケートなどでも「もっと、翔やんの生の声が聞きたい」というご意見が散見されました。確かに実際のインタビューでは、綾小路さんは機関銃のごとくしゃべりっぱなしで、紙面に載せきれない珠玉のメッセージがまだまだたくさんあるのです。その一部をこのブログで公開したいと思います。ほぼ、しゃべったままを極力編集せずに載せますので、脳内で文字を翔やんの声に変換しながら、読んでくださいね。
まずは、氣志團のGIGの素晴らしさについて尋ねたくだりです。ユニークなアイデアをめいっぱい詰め込んだ氣志團のGIG。そのアイデアを考えている綾小路さんのスゴさを聞こうとしたのですが、なぜか途中から容姿に対するコンプレックスの話に脱線していきます。
<以下、綾小路さんのインタビューから>
好きなんだと思うんです。ボクどちらかというと自分が表に出るのは嫌いではないので、目立ちたがり屋ではあるとは思うんですけど、絶対的に自分が優れているとは全く思ったことがなくて。よく言うんですけど、もし本当に若くて美しくて、しかもこいつキレるなーと思う、自分が惚れちゃうような男の子が表れたら、バトンタッチしていただきたいというぐらい、本当は裏方気質なんだと思っておりまして。裏方の方が得意っていえば得意で、「この子にはこのキャラクターが合うし」ってことをやっている方が楽しいんです。だから、今までトータルしても、あまりボクのソロコーナーってないんです。それ以外はボクは出ずっぱりなんで、追いつかないというのもあって。どちらかというと、うちのメンバーたちのそれぞれのキャラクターを知ってもらおうとか、あと全く関係ないキャラクター作って出したりとか、結構半ば強引なことをやってるんです。
全部1個で勝てるものはないので、「とにかく総合力と情報量で勝負」みたいなのが、昔からあるんです。ちょっと詰め込むくせがあるんですけど。恋愛に近いですね。好きな女の子が現れたとして、周りの男の子たちに、ポテンシャルでは勝てないわけですね。やっぱり、本当に顔面に対するコンプレックスがものすごく強くて。フランケンシュタインの映画みたいな、なぜこんな風に作ったみたいな、「なぜ作った」というキャッチフレーズがつきそうなぐらいで。親に対して、「何でこんな適当な作り方したんだ」と、言ったことがあるんです。そしたら、ボク長男坊なので、「あんたが初めてだったからわかんなかった!お父さんが酔っぱらって乗っかってきたからわかんなかった!」と、母親がしょうもないこと言うので、本当にやだなーみたいなことを思っていて。
いっつも思っていたんです。ホントにボクの鼻があと1㌢高かったらとか、ボクの目が二重まぶただったらとか。いつも本当に思うんです。誤解を恐れずに言えば、なんかタレントの男の子とかと、「あ、どうも」と、ご挨拶した時に、「まあ、お前のポテンシャルでその程度だったら微妙だけどね」って思ったりするんです。すごい、その子は人気者なわけですよ。キャーキャーキャーって言われてるんですけど、「もし俺がお前に生まれていたら、そんなもんじゃないけどね!!」 って思っちゃう。ミュージシャンの方達を見てても、全然生かし切ってない人多いです。むしろ、宝の持ち腐れだよ、その程度だったら。よっぽどすごいんですよみなさん。よっぽどすごいけど生かし切ってないなあって思っていて。
本当にボク、人をねたんだり、そねんだりして、今日まで生きてきているんです。本当にうらやましくて。なんで神様ボクに顔をくれなかったんだろうって。顔だけはどうにもなんないよと。しかも、早くお金を手に入れて、早くいろいろ直そうと思ってたんですけど、お金が手に入る前に、中途半端にルックスばっか外でちゃって、今更変えようがないんですよ。今変えたら、みんなかわいそうに思うだけなんです。だから、ボクいろんなことタイミング間違えているんですよねえ。ホントはこんなはずじゃなかったんですよ。デビュー1年ぐらいでどっかどかお金もらって、2年ぐらいで目でちょっと一瞬、活動を控えて、あれって思ったらちょっとキレイなってる、みたいなテーマだったんですけど、全然追いつかなかったですね。全く頭が回んなかった、そんときは。決めてたのに。