きょう1日読売新聞夕刊のpopstyleは、見開きのALL ABOUTでモデルの佐藤かよさんを特集しています。彼女が一躍有名になったのは、昨年8月のテレビ番組「魔女たちの22時」で、実は男の子として生まれてきたことを明かしたのがきっかけでした。
私もその時は、見た目も声も女性そのものなのに、とびっくりした記憶があります。以来、彼女のことが気になっていたのですが、今月23日に初のフォトエッセー「Re-born」(講談社)が発売されるのを前に、お話をうかがうことができました。
実際にお会いしてみて感じたのは、本当に自然に女の子として生きているんだな、ということでした。もちろんいろいろな苦労や大変なことはあったのでしょうし、そういったこともうかがったのですが、眼前にいる佐藤かよさんは、ごく当たり前の22歳の女性として、そこに存在していました。
肉体的な性別と、性の自己認識とが一致しない状態は、医学的には「性同一性障害」とされています。でも、あくまでも個人的にはですが、このような状態を障害や疾患と捉えることに対しては、違和感を抱いています。なぜ病気と位置づけなければならないのだろうか、人間としての個性の一つでいいんじゃないか、と。佐藤さんにも、当事者としてどう思っているのか、率直に聞いてみました。彼女はこう答えてくれました。「確かに『性同一性障害』という言葉には重かったり暗かったりするイメージがありますが、そういうイメージを変えるためにも、今回の本は明るい内容にしよう、と思いました」と。
紙面では、自らの生い立ちや境遇についての思いを、さらに詳しくお伝えしています。格闘系ゲーマーやアニメ好きなどの側面も紹介していますので、ご興味ある方はぜひ紙面を手にとっていただければと思います。
「注目ワード」では、ストレス解消系癒やしグッズ「ピタミン」を取り上げました。ぷにぷにした独特の不思議な感触は、本当に癖になりそうです。取材に同行してくれたタレントの佐々木友里さんにも、楽しんでもらえたようでした。
そして、コラムは先週に続いて新連載の登場です。以前「注目ワード」でも紹介した、目下人気急上昇中の“ビジュアル系エアバンド”、ゴールデンボンバーの鬼龍院翔さんの「エア空論」が始まります。一風変わったキャラクターがそのままにじみ出ているような内容ですので、ファンの方もご存じない方も、ぜひご覧になってみてください。
プレゼントは、佐藤さんの「Re-born」を、サイン入りで読者3人に。紙面掲載のキーワードが必要です。応募はこちらをクリックしてください。6月7日(火)が締め切りです。
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