POPきよし(a.k.a.(清))です。今日の夕刊popstyleでは、ミュージシャンの西寺郷太さんが登場します。バンド「NONA REEVES」のボーカルとしての美声を響かせたり、SMAPや中島美嘉さんの作詞作曲・プロデュースをしたりと活躍していますが、昨今は、マイケル・ジャクソン通として大忙しです。
小学校のころから研究し続けてきたという西寺さんがマイケルを語ると、マイケルの音楽的な魅力や特殊ともいえる人生が、ありありと浮かび上がってきます。ここ1年半の間に、2冊の著書を執筆し、発売予定の最新作を含めると3セットのCD、DVDで解説をするという活躍ぶり。それに加え、TBSラジオの2大人気番組である「ライムスター宇多丸のウイークエンドシャッフル」 , 「小島慶子キラ☆キラ」への出演。さらに、NHK八王子文化センターでの講演など渋いところまで・・・。そんなお忙しい西寺さんに、インタビューを受けていただきました。
実は、私と西寺さんは初対面ですが、学部は違いますが同じ大学の同期という縁があるんです。いえいえ勝手に親近感を抱いているわけではなく、僕らの世代でここまでマイケルを追いかけている人ってすごいな、と、そういう意味で驚くべき同世代と思ったのが取材のきっかけです。僕ら(37、8歳)は、小学生でアルバム「スリラー」に出合った世代。1億枚以上売ったスリラー、まさにマイケルのピークでした。当時、みんなムーンウオークのまねごとをしたり、スーパースターに心ときめいていたものですが、それ以後のマイケルって、スキャンダラスな報道や奇異な行動ばかりクローズアップされ、だんだんと嘲笑の対象となっていったんですよね。学生時代や社会人になったら、すでに過去の人で、話題にすらしませんでした。
でも、西寺さんは同世代の中で、しかもプロミュージシャンで、損得勘定何もなしにマイケルを追いかけ続け、その魅力を伝え続けた。そんな人をリスペクトせざるを得なかったのです。同じ時代を生きたスーパースターの魅力にもっと触れてみたかった。亡くなってからその人物の偉大さに気付く。西寺さんの愛のあるマイケル論を読むと、そんなことを考えさせられるはずです。西寺さんが書いたここ1年半の総文字数は約50万字。紙面は、せいぜい250分の1程度。NONAの紹介にスペースを割けなくて恐縮ですが、西寺さんを知るきっかけになってくれればうれしいです。
「注目ワード」は、保健室風整体サロンです。学校の保健室の雰囲気を再現した空間で、リラックスして整体を受けてもらおうという試みのようです。先週の高円寺に続き、今度は荻窪!中央線づいてます。
プレゼントは、「NONA REEVES」のオリジナルTシャツを読者3人に。紙面掲載のキーワードが必要です。応募はこちらをクリックしてください。12月7日(火)が締め切りです。
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