皆さん、7日の「ハートキャッチプリキュア!」第1話、ご覧になりましたか? いやー、オープニング、すごかったですねえ。女の子向けアニメとは思えない格好良さで、ラストの止めカットなんか、いったいどこのSFアニメですかっていう決めっぷりでした。
放送開始前日の6日には、東京・池袋サンシャインシティで行われた「おひろめカーニバル」に合わせて開かれた、制作発表会見に行ってきました。
最初に、朝日放送(ABC)の吉田健一郎プロデューサーが、「奇抜なアイデアも出たが、話し合った結果、基本に立ち返ろうというところに落ち着いた」と説明。この辺りは、初代の「ふたりはプリキュア」と同じく、プリキュアが2人編成だったり、2人が最初は友達同士ではなかったり、という点などにうかがえますね。
続いて、花咲つぼみ(キュアブロッサム)役の水樹奈々さん――1月13日のALL ABOUTにも登場していただきました――、来海えりか(キュアマリン)役の水沢史絵さんが登場。どんなお話をされたか、主な内容はABCの公式サイトに掲載されていますが、印象的だったのは、お2人がとても打ち解けた様子だったこと。会見の前に行われたスペシャルステージでは「子供たちの声援に感動した」と異口同音に答えたり、写真撮影でもお互いに顔を寄せてポーズを取ったりと、息の合ったところを見せていて、物語よりも一足早く仲良くなってるなあ、と思いました。
ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、私事ながら、2004年に始まった最初の「ふたりはプリキュア」には滅茶苦茶はまってしまいまして、熱心に応援しておりました。6年前の制作発表会見やおひろめイベントも取材しましたが、今回のおひろめカーニバルのにぎわいぶりを見ると、シリーズも7年目に入ってすっかり定着したんだなあ、と深い感慨を抱きました。
今回のプリキュアは、本当に初代をほうふつとさせる部分が多くて、さらに、シリーズディレクター、シリーズ構成、キャラクターデザインと、中心的なスタッフが1999~2002年に同じ時間帯で放送されていた「おジャ魔女どれみ」シリーズで活躍された方々なんですよね。「どれみ」も、当時としては珍しい、オリジナル企画の女の子向けアニメとしてスタートし、それぞれ性格も立場も異なる小学生の子供たちの姿を丁寧に描いて高い支持を集めました。
プリキュアの原点と、この放送枠のオリジナルアニメの原点。二つの原点回帰が、いったいどんな作品を生み出してくれるのか、個人的にも非常に楽しみです。もう皆さんあちこちで言ってるので使い古された感がありますが、「ハートキャッチプリキュア!」にすっかりハートをキャッチされてしまいました。