現存する渡し船に乗ってみる ~森ゾーお遍路⑭~

522  どうも、よさこいダイエッター、(森ゾー)です。昨日は更新できずにすみませんでした。きょうは許可も得て、健康ランドで電源を借りてこの文章を書いています。ということは、きょうも同じ健康ランドに泊まってます・・・・。

 まずは昨日の話から。ラブホを朝6時に出発し、もう6時半には30番善楽寺に着いてしまいました。納経帳に御朱印を押してくれるのは7時からですので、30分ぐらいのんびりします。もうここは高知市です。次に31番竹林寺まで約1時間40分ほどかけて歩きます。植物園を通り抜ける遍路道を歩くと、バラがきれいに咲いていました。

 523 竹林寺には五重塔があって、まさに一幅の絵のようにさまになっています。あと、きょうは旧暦の4月8日、つまりお釈迦さまの誕生日(花まつり)だったらしく、お寺で甘茶のお接待もありました(これはどの寺でも同じようにありました)。本堂にはお釈迦さまが右手で天、左手で地上を指している像(天上天下唯我独尊)があって、参拝客はその像に甘茶を3回かけて、下にたまっている甘茶をいただくのが作法なのだそうです。なかなか甘茶って、普段飲む機会がないので新鮮でした。たぶん緑茶に砂糖を入れるだけだと思いますが。

 竹林寺の真ん前にある売店で「アイスクリン」を買って、店のおばちゃんに「たっすいがは、いかん」について尋ねてみます。「たっすいがっていうのは、男が意気地がないとか、弱っちょろいとか、そんな風な意味やね。だから、キリンビールさんは、他社のビールは弱い味で、うちはガツンとした味や、と言いたいんじゃないかね」とのことでした。また一つ土佐弁を勉強しました。ほかにも「いごっそ」(頑固者)とか、「はちきん」(豪快な女性)とか。ある女性政治家のポスターに「はちきんパワーで政治を変える!」というのもありました。男4人を手玉に取るぐらいの豪傑、という意味なんだとか。4人ではちきん・・・・、なるほど。

 さて、さらにてくてく歩いて32番禅師峰寺(ぜんじぶじ)、33番雪渓寺(せっけいじ)と快調に歩いていき、32→33の途中、いまも現存する「渡し船」にも乗ります。すでに大きな橋が架かっているので必要ないという声もあるのですが、地元住民の強い要望でいまだに渡し船が存続しているとのです。しかも無料。わずか10分ほどのクルージングですが、ほおに当たる風が心地よいです。

 33番に着いたのが午後2時前。そこから約7キロ離れた高知の中心部まで宿を探しに行きます。途中、昨日も書いた「はりまや橋」を通りました。何の変哲もない道路にただ橋の欄干があるだけという、名所にしてはガッカリ感満載の場所なのでした。昨日のラブホで宿泊費を使いすぎた(14000円!)ので、きょうは健康ランド(2300円)に泊まろうと思って、「帯屋町」というアーケード商店街の一角にあるその健康ランドに入りました。しかし、そこで新たなる事件が勃発したのです! それは・・・・、また次回に。