まず、昨日の土佐弁の答えから。①の「どべくる」は「柔らかくなってドロドロになる」、②の「さっち、せんち、かーん」は「無理にしないでもいい」、③の「こんまいこがじきにねじかりいうき、たまらん」は、「小さい子供が寝る前にむずがるので、困った」でした。「さっち、せんち、かーん」は、私は「さっさとしないといけないよ」だと思ったのですが、いやいや難しいものですね。ちなみに、きょうはキリンビールの広告ポスターで、「たっすいがは、いかん!」 という土佐弁のコピーを見ました。これはいったいどういう意味なのでしょう?
きょうも6時に出発し、てくてく歩きます。室戸岬の手前までは、朝日が海から出ていたのですが、室戸岬を越えた今は朝日が山から出てきます。それにしても、東京での生活で朝日を見ることなどついぞなかったので、なんだか感動すら覚えます。そういえば、仕事上、東京では朝日新聞は毎日見ていましたが、特に感動することはなかったですね・・・・。毎日も見ていましたが・・・・、くどいですね。
朝6時から歩きながらラジオ(高知放送)を聴くと、TBSラジオの「生島ヒロシ」→文化放送の「吉田照美」→ニッポン放送の「上柳昌彦」と、東京のAM3局のラジオの全国ネットを立て続けに聴くことになりました。全国のAMラジオはJRN(TBSラジオ)というのと、NRN(文化放送・ニッポン放送)というのと、2系列のネットワークがあるのですが、高知放送はクロスネットだということが分かりました。それにしても、CMがAC(公共広告機構)のものばかりで、やはり地方のラジオはCM枠が埋められず、営業面で厳しいらしいということも聴きながら実感しました。ラジオって、とても面白く興味深いメディアだと思うのですけれど、もう一度元気を取り戻してほしいと思わずにはいられません。
そんなことを思いながら、27番神峯寺(こうのみねじ)を目指します。山のてっぺんにあるので、ふもとのドライブインでリュックを預かってもらって、登り始めます。ふうふう言いながら、何とか着いたのが10時。山道を降りる時に、自転車で登ってくる猛者を見ました。
ドライブインでお礼を兼ねてひるごはんを食べ、あとはずっと国道55号を高知方面に向けて歩きます。きょうも午後2時半ごろに打ち止めで、宿に入ります。安芸市というやや大きな街だったので、左脚を診てもらおうと宿に近い病院に行きました。けっこう待たされたので、その間待合室にあった読売新聞と高知新聞を熟読できました。
さて、先生にレントゲンまで撮ってもらい、診断してもらった結果は「いやーキレーな骨だねー。骨ハンサムだよ。何の問題もない。筋肉が疲れているだけじゃね」というもの。「痛かったら、お遍路やめりゃーなおるよ」とのこと。とりあえずほっとしました。念のために痛み止めの飲み薬も処方してもらったので、明日からまたバリバリ歩けそうです。
明日は28番大日寺、約30キロの道のりです。そこをクリアすれば、まもなく高知市です。ではまた。
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